七里長浜風力発電所で鰺ヶ沢高校向けに風車見学会が開催されました。

2023年7月18日、七里長浜風力発電所において青森県立鰺ヶ沢高等学校向けに風車見学会が開かれました。同校では授業“あおもり創造学”「総合的な探求の時間」の一環として、地元の魅力を考え、より多くの人に広めるためさまざまな企業や施設を見学、調査を実施しています。今回は同校からの依頼に、当社ならびにNPO法人北海道グリーンファンドが協力しました。

当日は1年生約20名(教員含む)が参加、北海道グリーンファンドと当社技術スタッフの2名が対応しました。また最初のうちは雨がパラついたものの、タワー内の見学まで予定通り行うことができました。青森県内には多くの風力発電所が立っていますが、見学を受け入れているところは少なく、生徒たち全員が初めて間近から風車を見たそうです。北海道グリーンファンドからは風力発電所の概要説明や、風力などの再エネに取り組む意義として地球温暖化、パリ協定など脱炭素の世界的な潮流について資料を交えて説明し、生徒たちからは「風車を建てる場所はどうやって決めるのですか」「風車の仕事をするにはどんな勉強が必要ですか」等、たくさんの質問を受けました。

後日、同校から感謝の手紙と生徒から感想文をいただきました。以下、一部抜粋してご紹介します。「風車を建てる場所は、風力だけでなく、自然環境や騒音、風車の影などの状況を1年以上かけて調査して決定していることに驚いた」「風車1基で約3,300世帯分の電力を作っていると知り、驚いた」「脱炭素社会に向けた取り組みとして、風力発電等の再生可能エネルギーがますます重要になってくると思った」「鰺ヶ沢町に風車があることを誇らしく思えるようになり、風力発電関係の仕事も進路に入れてみようと思った」。これを受けて当日担当した当社の技術スタッフは、「地域の皆さんの期待に応えられるよう、メンテナンスチームを牽引していきたい」と決意を新たにしました。