石狩望来風力発電所下で望来獅子舞が披露されました。

9月9、10日の2日間、石狩市厚田区の望来神社において秋季例大祭および豊年まつりが行われました。境内では朝8時頃から望来獅子舞保存会の皆さんによって望来獅子舞の演舞が奉納され、その後、初日は山間部の家々を巡回。石狩望来風力発電所の下でも獅子舞が披露されました。

望来獅子舞は富山県利賀村(現・砺波市)を復元したものをルーツとし、1930年(昭和5年)に地域の安全や五穀豊穰を願って始められました。地域の伝統を絶やすまいと保存会の皆さんの指導の下、年2回のお祭りに合わせて地元の小中高生が旧望来小学校で練習を重ねているそうです。獅子は全長5メートルと大掛かりなもので、笛や太鼓、鉦(かね)の軽快なお囃子に合わせて舞っていきます。唐獅子模様が描かれた胴幕に入った5名が獅子頭を揺らして舞い、その荒ぶる獅子を小学生扮する獅子取りが小太刀の舞、鎖鎌の舞、長刀(なぎなた)の舞、棒術の舞で打ち破ります。

9月9日、爽やかに晴れ渡った青空の下、朝9時過ぎに石狩望来風力発電所のタワー下で当社代表取締役鈴木亨、当社とともに同発電所の開発・運営に携わっている有限会社稚内グリーンファクトリー代表取締役渡辺義範氏と株式会社CSS執行役員竹内聖氏をはじめ、発電所の関係者などが出迎えました。揃いの衣装に身を包んだ子どもたちが一生懸命演舞する姿はかわいらしく、その様子を見守る大人たちの表情も優しいものでした。望来獅子舞の伝承が地域の「かすがい」になっていることが伝わってきました。