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かわケロ風車福島県双葉郡川内村

福島県の太平洋側に位置する浜通り。周囲を雄大な山々に囲まれた川内村は、自然豊かな人口2200人余りの村です。盆地のため朝晩の寒暖差が大きく、夏でも冷涼な気候の下で育てられたお米や高原野菜、シャインマスカット、ワインや酒といった特産品があります。また村の南西に位置する平伏(へぶす)山の山頂には、モリアオガエルの繁殖地として国の天然記念物に指定されている平伏沼があります。「蛙の詩人」と呼ばれた草野心平がこの地を愛したことでも知られ、歌碑も建てられています。

愛称「かわケロ風車(正式名称:川内風力発電所)」は、東日本大震災・原子力災害からの産業の復興に向けた新たな産業基盤の構築を目指し国家プロジェクトとして法定化された「福島イノベーション・コースト構想」(2014年6月策定)及び、これを受けて2016年10月に福島が策定した「福島新エネ社会構想」の一環として事業化されたものです。阿武隈山地等で得られる大規模な風力発電等による電力を受け入れるため、送電線等の設備・運営を行う「福島送電合同会社」が設立(2019年12月に株式会社化)。福島県は民間の再エネ発電事業者を公募し、2018年に川内電力(株)が選定されました。川内電力(株)には会津電力、当社ならびに(株)CSSが出資しています。

福島第一原発の事故により川内村は一時全村民が避難しましたが、徐々に帰村する人が増えています。2024年10月、川内電力㈱は子どもたちの未来のために20年間、発電事業の収益の一部を寄付する協定を村と締結しました。「かわケロ風車」が回り続けることで、微力ながら長期的に復興実現を後押しさせていただきます。

かわケロ風車
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発電所名:
川内風力発電所
事業主体:
川内電力株式会社
運転開始:
2024年2月
設備能力:
3,200kW×3基
(出力調整により合計出力を6,990kWとする)
風車機器:
ローター直径103m ハブ高 98.3m
GE Renewable Energy社製

福島県双葉郡川内村大字上川内字大鷹鳥谷501-1他