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風のめぐみ・風のみらい1号・風のつばさ秋田県秋田市

小高い山が連なる、秋田市南部の北浜羽川地区と由利本荘市の岩城勝手地区。日本海と並行する国道7号から3kmほど入った山中で建設を進めていたコープ東北羽川風力発電所の3基が、2016年11月に運転を開始しました。同発電所は、みやぎ生協、いわて生協、生協コープあきたの東北3生協を中心に、当社を含む6社が出資したコープ東北グリーンエネルギー(株)が建設したもの。生協主導の風力発電事業としては、生活クラブ・首都圏4単協が出資した「夢風」に続いて2例目です。建設資金として生協が組合員向けに発行した組合債も、あっという間に満了となり、風車の愛称も組合員のご家族が命名しました。なお、3基合計の年間発電量は、一般家庭4,200世帯の年間電力使用量に相当する17,700MWhを見込んでいます。

風車が立っている場所は、海岸から直線距離で1km足らず。標高200mほどの森の最高地点近くですが、高木に囲まれ、近隣からはタワー上部が見える程度になっています。また、現地までは大型トレーラーが入る道がなかったため、樹木の伐採が少なく、地形の改変を避けるルートで林道を拡幅造成するなど、環境への影響を抑えて工事を進めました。

18 風のめぐみ・風のみらい1号・風のつばさ
発電所名:
コープ東北羽川風力発電所
事業主体:
コープ東北グリーンエネルギー株式会社
運転開始:
2016年11月
設備能力:
2,495kW×3基
風車機器:
ローター直径103m ハブ高85m
GE Wind Energy製

秋田県秋田市下浜羽川字クカ沢2