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かなみちゃん北海道石狩市

札幌市の北に隣接し、石狩湾の最奥部に面した石狩市。取り囲む山は低く、平野が広がっている地形のため、昔から風が強いことで知られています。とりわけ冬は北西の風が吹雪を呼び、人々に厳しい暮らしを強いてきました。しかし、かつて地域の弱点とされていた特性を資源として積極的に活用し、自然エネルギーと共生する街として発展しています。

石狩川水系茨戸川の分流である石狩放水路は、石狩灯台のあるはまなすの丘公園と並んで石狩市の観光スポットの一つ。ふだんはゆったりとした流れで市民の目を楽しませてくれるこの放水路沿いに、当社が運転管理している3基の市民風車が並んでいます。2005年3月に運転を開始した「かぜるちゃん」(事業主体:一般社団法人グリーンファンド石狩)と「かりんぷう」(運転終了)、2007年12月に運転を開始した「かなみちゃん」(事業主体:NPO法人北海道グリーンファンド)。水面に映る風車の影、そして日本海に沈む夕陽に輝く風車群。この街の平和で穏やかな暮らしを象徴する風景がここにあります。

11 かなみちゃん
発電所名:
市民風力石狩発電所
事業主体:
特定非営利活動法人北海道グリーンファンド
運転開始:
2007年12月
出資者数:
319名
設備能力:
1,650kW×1基
風車機器:
ローター直径74mハブ高70m
Ecotecnia(現Alstom)社製

北海道石狩市新港南3丁目770-47